香取慎吾の絵は病んでる?闇が深くて怖いといわれる理由5選
元SMAPの香取慎吾さんといえば、SMAP時代から絵を描くアーティストとしての一面を見せていました。
事務所を退所した後も個展を開くなど精力的に活動しています。
「素晴らしい」と称賛される一方で、「香取慎吾の絵は病んでる証拠?」「なんだか怖い」などのコメントが見られます。
そこで今回は、「香取慎吾さんの絵が病んでるように見えるのは何故なのか」について深堀していきます。
- 香取慎吾の絵が病んでるように見える理由5つ
- 香取慎吾の絵はなぜ病んでるような作品が多いのか
- 香取慎吾が描いている絵は他にどんなものがあるのか
香取慎吾の絵が病んでるように見える理由とは?
SNSでは香取慎吾さんの絵を見た人が、「病んでる絵」「香取慎吾が病んでる?」といったコメントもありました。
そのように言われてしまう絵とはどんな絵なのでしょうか?
理由もあわせて見ていきましょう。
泣いている絵が多い
上の絵は「泣いているピエロ」の絵で、タイトルは「me」。
つまり自分ってことですよね。
香取慎吾さんの描く絵には他にも「泣いている絵」が多いです。
このピエロの絵について香取さんはこう語っています。
俺なんてピエロだって思っていた時期に描いた。
忙しく過ごしてきて、それこそ闇の中にいた時に描いたのかな。
絵にその思いを吐き出す部分もあった。
そこで吐き出せたことによって、乗り越えられるから、好きになれる。
ちょっとマイナスな要素だとしても、のちに好きな絵になって、次に進める。
小学生の頃からSMAPとして多忙を極めていた香取さんだからこそ、描くことができた絵かもしれませんね。
キラキラしていたアイドル時代、裏で泣くことも多かったんだろうな…
真っ黒なウサギで表情がない
真っ黒なウサギ、しかも表情がない!
いや、表情というより目玉が無いのが怖い💦
それがより一層不気味な感じを引き立たせていますよね。
香取さんが黒ウサギを描き始めたのは2003年。
この黒ウサギには香取さんのエピソードがあるんです!
家でウサギを飼っていないのに黒ウサギが居て、部屋の隅で踊っていた。ある日それを絵にしたら居なくなった。
という、何ともシュールな背筋が凍りそうな少し怖いエピソード。
さらにインタビューでも話しています。
「黒いウサギが家に居たんです。ソファーの裏からこっちをみてる。廊下の奥からこっちをみてる。いつもひょっこり、コッソリみてる。捕まえようとした事もあるが、なんともすばしっこくて、いつも逃げられる。」
「家の中に『くろうさぎ』がいたんですが、絵に描いたらいなくなりました。初めて『くろうさぎ』が登場したのが2003年のスケッチ。今回初めて立体でつくったこともありますし、これぞ闇という作品です」(香取)
TV番組「おしゃれイズム」では、その黒ウサギの絵を書いていました!
香取さんの個展にいる黒ウサギはここから来ているんですね。
香取さん「これぞ闇という作品です」と言ってる…やっぱ闇なんだ…
怖い・不気味
泣いているピエロや黒いウサギを通り越して、怖いと感じる絵も・・・
確かに怖い雰囲気がありますね…
ファンにとっては心配になった人もいるようです。
虐待の絵に見える
さまざまな絵の中には、思わず「虐待!?」と思わざるを得ないような絵もあります。
お母さんが子どもを水の中に入れている?虐待っぽい…
悪い事をしたお仕置きのようにも見える…
別の作品では、真ん中に立った少年らしき裸の男の子を多方向から見ているような絵があります。
周りは大人でしょうか?
この絵が展示された個展の時期がちょうどジャニーズ問題で世間が騒いでいた時期と被っていることから、「少年時代の香取慎吾なのでは?」という声もあります。
想像を掻き立てることは確かですよね。
背景が暗い
怖いというイメージの色で想像するのが黒や灰色などの暗い色だと思いますが、暗い背景とピエロの組み合わせも怖いですね。
一方で、よく見てみるとピエロは笑っていて優しそうな雰囲気にも見えますし、灯りを灯して誘導しているようにも見えます。
見方によっては明るい絵なのかもしれませんね!
香取慎吾の絵はなぜ病んでるような作品が多い?
泣いている絵、表情がない黒ウサギ、怖くて不気味、虐待に見えるような絵などが多いのはなぜなのか?
また、これらの作品を個展に出す目的は何なのかを調べていくと、次の3つのことが分かりました!
個展テーマが「闇」と「光」
香取慎吾さんの絵を「病んでる」「怖い」と感じた人がいたのは、当然のことだったのかもしれません。
というのも、2023年の個展「WHO AM I」のテーマが「闇」と「光」だからです。
このテーマについて香取さんはこのように話しています。
前向きで上を向く光の部分と、もうちょっと深い部分で、下を向いてしまう時の闇な部分。作品をカテゴライズしていって、闇と光に分けました。
また、特効(特別効果・スモークなど)を使うなどの演出をして、闇と光を表現していました。
ネガティブな気持ちをぶつけるために描いていた
香取さんがこれまで描いた絵を仕分けしていくと、「闇」の作品が多かったそうです。
これは、自分のネガティブな気持ちをぶつけるために描いていたといいます。
準備する際にこれまで描いた絵を仕分けしたら、自分の内部と向き合ったような「闇」の作品が多かった。
今にして思えば、ちょっとネガティブな気持ちをぶつけるために描いていた部分があったのだな、と感じています。
闇の面が出た作品もすべて見せている
2023年の個展にて香取さんは、「闇」の部分も全て見せると話していました。
本当にいろんな顔を持っているなと自分でも思います。そこには光の部分も闇の部分もある。
~中略~
今回は思い切って、そういう闇の面が出た作品も含めて、すべてを観てもらおうと決めました
ネガティブな気持ちをぶつけるために描いてきた絵も、全て世に出そうと決めた香取さんの覚悟もすごいよね。
旧ジャニーズでもあるから、いろんな事を想像されたり言われたりすることも想定していたはず。
それでも自分を知ってもらいたいという熱意が伝わってきます。
香取さんの心の内は私たちにはわからないですが、香取慎吾という人をもっと知りたくなりました。
香取慎吾は闇の絵だけを描いてる?
個展のテーマが「闇」と「光」であって、これまではネガティブな作品が多いことがわかりました。
香取慎吾さんは、現在も今後も闇の部分が見える絵を中心に描いていくのでしょうか?
インタビュー記事から、香取さんの絵に対する思いについて知ることができました!
楽しくハッピーになるための絵
香取慎吾さんは、子どもの頃から絵を描くことが大好きでした。
アイドル活動をしていたときは絵を描く時間があまりなかったそうですが、退所してからは時間にもゆとりが出てきたといいます。
ここ数年は、時間にもゆとりが持てるようになったこともあり、原点に戻った感じで絵を描くことがとても楽しい。楽しく、ハッピーな気持ちになるために絵を描いています。
香取さんにとって「絵」は、楽しくハッピーな気持ちになるための手段なんですね!
明日を生きる希望の絵
「広島サンセット」というこの絵は、香取さんが “充電” の旅で広島に来たことがきっかけだそうです。
物悲しさや寂しさもあるけど、サンセットが来るから明日がやってくるっていうのは、明日になってくれたら、なんでも乗り越えさせてくれるなっていう思いで生きてる部分もあるんで、『広島サンセット』というタイトルにしました。
生きる力がもらえそうな絵ですよね!
悩んでいる時、落ち込んだ時など元気を与えてくれる、素敵な絵だと思います。
まとめ
今回は、香取慎吾さんの絵が病んでるように見えることについて深堀しました。
まず、絵が病んでるように見える理由として、
- 泣いている絵が多い
- 真っ黒がウサギで表情がない
- 怖い、不気味
- 虐待の絵に見える
- 背景が暗い
このような理由から、「病んでる」と思われたと推測します。
また、そのような作品が多い(目立った)理由について、
- 個展のテーマが「闇」と「光」であったため、闇の部分がクローズアップしている。
- 香取慎吾が抱いていたネガティブな気持ちをぶつけるために描いた作品である。
- 闇の部分をすべてさらけ出している。
ということが分かりました。
闇の絵だけだと確かに心配するファンもいると思いますが、香取さんはハッピーな絵もたくさん描いているんです。
特に元ジャニーズ事務所を退所してからは、時間のゆとりもでき楽しい気分で描きたいと思うことも多くなったそうです。
さらに、荘厳なる厳島神社を“今日を乗り越えるために” という思いをのせて描き上げた作品が話題になりました。
病んでる絵と言われていますが、同時に多くの人の胸を打ったり、じっくり考えさせるきっかけになる絵を描いていることは確かな事実!
今後もアーティストとしての香取慎吾さんに注目していきたいですね。
今回は、『香取慎吾の絵は病んでる?闇が深くて怖いといわれる理由5選』を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。