サム・グッドマンは井上尚弥に勝てる?グッドマンの戦績・強さも調査!
5月6日、プロボクシング4大世界戦が行われ、スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥が挑戦者ルイス・ネリに6ラウンド1分22秒でTKO勝利!
井上尚弥選手の次戦は9月、IBF&WBO世界同級1位のサム・グッドマン選手と紹介されています。
「井上に勝つ方法はわかってる」と静かな闘志を燃やしているグッドマン選手。
そこで今回は、サム・グッドマンがどんな選手で井上尚弥選手より強いのか、注目してみました!
- サム・グッドマンは井上尚弥に勝てるのか?
- サムグッドマンが井上尚弥に勝つには
- サムグッドマンの戦績・強さ
では、詳しく見ていきましょう。
サムグッドマンは井上尚弥に勝てる?
チャンピオンの井上尚弥選手が超強いのは知っての通り。
そんな井上選手に挑戦できるサム・グッドマン
強い選手であることは間違いない!
そこで、専門家やスポーツ誌の評価や分析、ボクシングファンの分析・予想などをまとめ、
「サムグッドマンが井上尚弥に勝てるのか」を予想してみました!
井上尚弥のKO勝ちが濃厚
ズバリ!結論から言うと、
やはり、総合力の高い井上選手が勝つと予想します。
井上尚弥がとんでもないミスをしない限り、井上尚弥を倒せる人は今のところいないでしょう。
ただ、モンスターといえども「絶対」はなく、ネリ戦の1ラウンドみたいなこともあるんですよね。
ネリ戦を観ていた人ほとんどが驚いたのではないでしょうか!
まさかあの井上が!?と。
強い選手でもそんな事があるので、グッドマン選手にも可能性はあります。
一発のパワーがない
「サム・グッドマンは井上尚弥に勝てない」と予想する理由の一つに、
グッドマン選手は 一発のパワーがなく、KO率は50%を切っています。
一発のパワーはないが、スピーディーな左ジャブを中心に組み立てる右ボクサー。ネリほどのやりにくさはない。対戦すればモンスターが負けるシーンは想像しにくい。
引用元:SPAIA
単純に「一発のパワーがない=TKO勝ちは難しい」と捉えることができます。
ちなみにグッドマン選手のこれまでの試合結果は、
- 17戦17勝(7KO)
7KO、10判定勝ち。
判定勝ちが多ければ、「粘り強い」「簡単に倒れない」の印象ですよね。
グッドマン選手が判定勝ちを得意としていても、勝つのは難しいでしょうね。
逆に判定に持ち込むほど井上有利の未来しか見えません。
綺麗で上手なボクシングするけど、ネリやフルトンほど怖さは感じないかも
KO率もそこまで高くないし。
すべてにおいて井上が格上
井上尚弥選手の超一流なところが
- スピード
- パワー
- テクニック
これら全てにおいてトップクラス級!
それは、いつも様々な場面をシミュレーションするため、どんな展開になろうとも冷静な判断ができているからこそ。
そんな強靭なマインドも備わっています。
テクニックで「攻撃」はもちろんですが、ディフェンステクニック力も圧巻なんですよね!
特に、スウェーバックや高速バックステップを駆使しています。
#スウェーバック
スウェーバック相手のパンチに対し,上体を後ろにそらすだけで避ける防御法。
#バックステップ
後ろ足をさらに後ろに引いて後ろに進むこと。 相手の攻撃圏外へと素早く移動することで、攻撃を効果的に避けることができる。
井上選手を見ると簡単そうに見えますが、すごいテクニックなんですよね!
画像・動画引用元:Boxing World
そして、戦略・マインド も含めても井上選手はトップクラス級!
やはり、圧倒的に井上選手が格上であることは間違いない。
「強い」選手だからと言って勝てるワケはない、
井上尚弥はネリ戦でさらに強く
5月6日、井上尚弥選手の防衛戦。
挑戦者のルイス・ネリとの試合は、間違いなく歴史に残る一戦でした。
井上選手にとって人生初のダウンでした。
そんな姿に(嘘でしょ…! 大丈夫かな)とほとんどの人は思ったはず。
でも、そんな国民たちの不安な気持ちは結果的に無駄でしたね。
ダウンした井上選手は、レフリーが8カウント数え終わるギリギリまで膝をついて呼吸を整えていました。
後の会見で井上選手は、「すぐに立つとふら付くから」「倒れるのもいつも想定内」という言葉でした。
ダウンした後に片膝をついて
エイトカウントまで休む‼️
モンスターの対応能力の凄さ
素晴らしい👏👏これできるボクサーは少ない
どうしても気が動転して焦り
すぐ立つと、足元がふらつく
ストップされる😱
一般の方でも転んだら💦
痛みより、恥ずかしさから
すぐ立つみたいな感覚です😅#井上尚弥 pic.twitter.com/LZI8kjhhvf— 拳闘屋 (@boxing_ya) May 7, 2024
そこから先はいつも通り、いや、いつも以上に強い井上尚弥選手でした!
あの、防衛戦で一段と最強なボクサーになった井上選手にグッドマン選手は勝てないと思いますよ。
>>井上尚弥vsルイス・ネリ戦は Amazonプライムビデオにて独占配信中
元ボクサーの評価
ボクシング解説などをしている、元ボクサーの評価を見てみましょう。
元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二氏
具志堅用高
※リサーチ中🔎📝📖
海外メディア記者(記事)
2023年、確かな評価を手に入れたグッドマン選手ですが現地記者からはこのような声も⇊
「井上vsタパレスの勝者にターゲットを絞るサム・グッドマンが無難な平凡な勝利で2023年をクローズ。正直、井上と対峙するにはインパクト不足が否定できなかった。」
と辛口評価。
その記事に関してあるファンもこのようにコメント。
◆米スポーツメディア「The Sporting News」(WEB版)
「ルイス・ネリ、マーロン・タパレス、スティーブン・フルトン、ポール・バトラー、ノニト・ドネア、ジェイソン・モロニー、マニー・ロドリゲス、ジェイミー・マクドネルといった強豪にKO勝ちしてきた井上は間違いなくボクシング界で最強だ!」
「グッドマンが咬ませ犬として試合に臨むことは間違いない」
引用元:livedoor News
◆米ボクシング専門メディア「ボクシングニュース24/7」(WEB版)
「井上は今、地球上で最高のファイターであるだけでなく、階級を問わず世界で最もエキサイティングなファイターだ」
「ファイターは自分が勝てると信じなければならないが、果たしてグッドマンは井上を相手に逆転劇を演じるのに必要な道具を持っているのだろうか?」
(グッドマンが過去に対戦してきた相手を)「パンチ力に欠け、ほとんどが精彩を欠いた相手」「井上にとっては簡単な相手だ」
引用元:livedoor News
ボクシング専門メディアの記者はストレートな酷評が目立ちますね。
〝井上の相手ではない” という意見が圧倒的多数です。
SNSでの評価
次の相手とされるグッドマン選手について、SNSでもたくさんの意見が出ています。
技術的には良いボクサーであることは間違いないが、脅威になるかといったらそうでもないと思う。
サムグッドマンが井上尚弥に勝つには?
解説者はボクシングファンの多くは「グッドマンは井上尚弥に勝てない」と見ています。
それでもグッドマン選手が井上選手に勝つには、どんなことが必要なんでしょうか。
一瞬のスキを狙う・クセを見抜く
〝怪物” を倒す方法を考えて、いろんな施策を練ったとしても難しいでしょう。
では、もうこれしかない!
- 一瞬のスキを狙う!
そのためには、過去の井上選手の試合を何度も何度も見て研究し、スキができそうなところを見つける。
そして クセを見抜く!
見つけたらそこに全ての力を込めることが倒せるように練習する。
(いや、無いだろう。。。心の声)👻
井上尚弥のここが弱点なんじゃないか?
を毎回ことごとく覆してくるあの特殊能力なんなん?😂倒す方法ないやんwww
— Kazuma (@Kazuma2674) May 6, 2024
ネリ戦を見てもわかるように、怪物でも「絶対」は無いと思います!(たぶん…)
序盤でペースを乱す
ルイス・ネリとの防衛戦、グッドマンにとってはその試合に勝つヒントがたくさんあったかもしれません。
例えば、井上選手が人生初のダウンをもらった1ラウンド。
実は、井上選手、ゴングが鳴ってすぐ早いうちから、割と大きなパンチを繰り出していました。
これまでの試合では、序盤は相手の様子を見ている印象でしたが、ネリとの試合では序盤からバンバン攻めていたので(あれっ、いつもと違うな)と素人ながらに感じました。
表情も珍しく闘志むき出しの感じが出ていて、明らかにいつもと違いました。
そうこうしているうちに、ネリからのパンチがヒット💥
グッドマンが井上尚弥に勝てる可能性は少ないと思いますが、ネリ戦からヒントをもらうなら「序盤でペースを乱す」ことでしょうか!
それができたら、もしからすると兆しが見えるかもしれませんね。
サムグッドマンの戦績・強さは?
サム・グッドマン選手の戦績・強さについて見ていきましょう。
これまでの戦績
グッドマン選手のこれまでの戦績を見てみましょう。
【獲得タイトル】
- ANBFオーストラリアフェザー級王座
- WBOオリエンタルスーパーバンタム級王座
- IBFインターコンチネンタルスーパーバンダム級王座
試合日 | 勝敗 | 相手 |
2018/04/13 | ○2R TKO | プーファ・ポーノブノン(タイ) |
2018/08/19 | ○8R 判定 | リチャード・ロケット(豪) |
2018/10/27 | ○6R 判定 | シャマルラム・アヌジ(フィジー) |
2019/03/29 | ○6R 判定 | サンプリス・フォトサラ(豪) |
2019/07/27 | ○3R TKO | クラウデバン・シーシー(比) |
2019/11/16 | ○3R TKO | スナルディ・ガンボア(インドネシア) |
2020/03/07 | ○1R TKO | ノルディ・マナカネ(インドネシア) |
2021/04/10 | ○6R 判定 | ダニエル・カー(豪) |
2021/06/16 | ○6R TKO | ◆ノート・ボーシャン(ニュージーランド) |
2021/12/22 | ○6R TKO | ◆リッチー・メプラナム(比) |
2022/05/11 | ○10R 判定 | ◆富施 郁哉(ワタナベ) |
2022/07/20 | ○8R TKO | ◆ファン・ミゲル・エロルデ(比) |
2022/10/08 | ○10R 判定 | ◆ジェイソン・クーパー(豪) |
2023/03/11 | ○10R 判定 | ◆TJ・ドヘニー(アイルランド) |
2023/06/18 | ○12R 判定 | ◆ライース・アリーム(米) |
2023/10/15 | ○12R 判定 | ミゲール・フローレス(米) |
2023/12/15 | ○12R 判定 | リウ・ジョン(中) |
2024/3/13 | 〇4R TKO | マーク・シュライブス(豪) |
18戦18勝(8KO) |
◆・・・タイトルマッチ
スピーディーな左ジャブ
2018年のプロデビューから18戦(8KO)無敗!
2023年3月に、ドヘニー(アイルランド)に判定勝ち、同年6月にはIBFスーパーバンタム級挑戦者決定戦でライース・アリーム(アメリカ)に判定勝ちするなど、次々に強豪を撃破しました。
今年(2024年)3月には、マーク・シュライブス(オーストラリア)を4回ノックアウトで倒しました。
スピーディーな左ジャブを中心に組み立てる右ボクサー。井上が7回KO勝ちした、同じオーストラリアの前WBOバンタム級王者ジェイソン・モロニーと似たタイプで、ネリほどのやりにくさはない。
引用元:dmenuニュース
25歳という若さ
まだ25歳でのびしろ、勢いがあります。
直近の3月の試合では、4ラウンドKO勝利を経験。
さらに、今なお進化中のボクサー。
強気のグッドマン
井上尚弥vsルイス・ネリの試合後、グッドマン選手はリングへ。
井上選手に「9月に対戦できるよう交渉します」と紹介され言葉を交わしました。
その後のインタビューでのグッドマン選手のコメント⇊
【インタビュアー】:リングに上がって井上と言葉を交わしましたが、今はどういう心境?
【グッドマン】:日本語だったからよくは分からなかったけど、試合を見たらどうやったら勝てるか十分に分かったよ。これは俺にとってビッグチャンスだ。これまで何度も言ってきた世界タイトルが欲しい。彼はそれ以上のものを持ってるからベストを尽くす。そうすればきっと勝てると思っているよ。
【インタビュアー】:第1ラウンドで井上がダウンしている様子を見てどう思った?
【グッドマン】:あれは単に誰でも人なんだから誰が誰を倒してもおかしくないっていうことさ。パーフェクトな試合をしてヤツをボコれるかは俺にかかってるし、俺がヤツを圧倒できるだけでなく倒せる場面を今日たくさん見れたよ。
なかなか強気な発言のグッドマン!
見た感じ、人が良さそうな雰囲気の選手です。
ちょっと目が泳いでいるような気もしましたが💦
まとめ
9月に井上尚弥選手と対戦予定の
IBF&WBO世界Sバンタム級1位
サム・グッドマン選手🇦🇺🥊
闘志溢れる技巧派ファイターの
世界挑戦が非常に楽しみです👍 pic.twitter.com/SSlAUPTV2F— 東海林まさ (@masashoji1218) May 6, 2024
ー結論ー
→ 勝てない。井上尚弥のKO勝ちが濃厚。
その理由として
- 一発のパワーはない
- すべてにおいて井上が格上
- 井上尚弥はネリ戦でさらに強くなった
- 記者の評価、SNSでの評価は低い
★サム・グッドマンが井上尚弥に勝つには?
- 一瞬のスキを狙う・クセを見抜く
- 序盤でペースを乱す
★サム・グッドマンの戦績・強さ
- 17戦17勝(7KO)
- ANBF豪州フェザー級王座
- WBOオリエンタルスーパーバンタム級王座
- IBFインターコンチネンタルチャンピオン
おそらく次戦の相手となるサム・グッドマンとの試合も、非常に楽しみです!
今回は、『サム・グッドマンは井上尚弥に勝てる?グッドマンの戦績・強さも解説!』を読んでいただき、ありがとうございました。