ジャニーズ事務所が終わりの始まりといわれる理由は?東山新体制で立て直せる?
今年に入って、故ジャニー喜多川氏による性加害が問題となり、今ジャニーズ事務所は大きな危機に迫られています。
イギリスBBCの番組から始まり、第三者委員会の設置、再発特別チームの調査、国連の調査、と事務所の状態は決して良い状態ではありません。
再発特別チームの会見では「社長交代も必要」と提言されました。
それを受け、ついに藤島ジュリー社長が辞任。
新社長に少年隊の東山紀之さんが務めると発表もありました。
性加害問題の詳細が明るみになるにつれ世間の声も厳しくなるのは仕方ありません。
「ジャニーズもう終わりだな・・」
「崩壊をたどっているジャニーズ」
という声が多いのも事実。
ただ、社長交代になったことで新しく生まれ変わるかもしれません。
「ジャニーズは終わりの始まり」とも言われているようです。
そこで今回は、『ジャニーズ事務所が終わりの始まりといわれる理由は?東山新体制で立て直せる?』です。
では、一緒に見ていきましょう。
ジャニーズ事務所が終わりの始まりってどういうこと?
世間のさまざまな声の中に、「ジャニーズは終わりの始まり」というコメントを見つけました。
ジャニーズ事務所への風当たりは、当たりまえですがとても厳しいものとなっています。
あのジャニーズがもう終わりを迎えるのではないか。
そんな不穏な気配が漂っているのは確かです。
何をもって「終わり」となるのか…
「始まり」とは?
ジャニーズはもう終わり崩壊の始まり
ジャニーズ事務所は、ジャニー喜多川氏が1962年に創業。
国内の大手芸能事務所として、多くの男性アイドルを生み出してきました。
そんなすごい事務所のトップ経営者による、70年間にわたる性虐待問題が明らかになりました。
でもその張本人が亡くなってから明るみに出るというセンシティブな問題。
いち芸能事務所だけにとどまる問題でないことは明らかで、これを知っていて報道をしなかったメディアも共犯者ではないか、とも言われています。
きっかけは英国BBSテレビによる「ジャニー氏が性加害をしていたというドキュメンタリー」を放送したこと。
そこでは証言する元ジャニーズJr.のタレント。
そこからは次々と告発者が現れ、そのことが本当のことであり、70年にも渡って行われていたことが公表されました。
ジャニーズ事務所は2023年5月に第三者委員会を設置、7月には国連人権委員会による調査もありました。
★関連記事:ジャニーズ国連調査でどうなる?テレビなど活動自粛や解散ある?
世間からのバッシングはさらに高まり、「ジャニーズはもう終わり」「崩壊の始まり」と言われています。
今はまだジャニーさんの人脈の貯金でやれていますが、そんなのいつまでも持たないです。
性加害報道が出て衰退のスピードは加速させましたが、この報道が無くても最終的には同じです。
2023/5/21 0:49
2023/5/21 0:03
現社長辞任・同族経営に終止符で新体制へ
8月29日、再発防止特別チームによる会見が行われ注目されました。
会見の中で特に注目されたのが以下の内容です。
ガバナンス不全に陥った要因として同族経営を挙げ「解体的な出直し」のため、社長交代が必要である。
この内容をはっきりと言っていたことです。
ここで、ジャニーズ事務所の代表取締役歴代を見てみましょう。
① ジャニー喜多川
創業者、初代社長。1974年~2019年 2019年7月9日死去
② 藤島メリー泰子(ジャニーの実妹)
ジャニー喜多川の姉。現在の社長である藤島ジュリー景子の実母。
代表取締役会長だったが2020年9月に退任し名誉会長になった。
2021年8月14日死去
③ 藤島ジュリー景子(ジャニーの姪、メリーの娘)
1997年自社レコードレーベル「ジャニーズ・エンタテイメント」の初代社長を経て、2001年に新レコードレーベル「ジェイ・ストーム」の代表取締役社長へ就任。
2003年5月にジャニーズ事務所代表取締役に就任するが、母メリーとの関係が悪化し2008年12月に代表取締役を辞任。
2014年3月に代表取締役に再度就任。
2019年7月9日にジャニー喜多川が死去したため、同年9月27日付でジャニーズ事務所代表取締役社長に就任。
2023年9月 代表取締役社長を辞任。代表取締役となる。
③ ※飯島三智 (2016年退社)
元株式会社ジェイ・ドリーム取締役。SMAPの元マネージャー。
④ ※滝沢秀明 (2022年退社)
元所属タレント(タッキー&翼)2018年タレントを引退。
2019年9月~元取締役副社長・株式会社ジャニーズアイランド代表取締役社長。2022年10月末に全役職から退任。
⑤ 東山紀之
所属タレント(少年隊)
2023年9月 代表取締役社長就任。
見てわかるようにこれまで同族経営です。
珍しいことでもなく多くの企業に同族経営は多いと聞きますし、それ自体が悪いわけではないと思います。
再発防止特別チームの見解が、「隠ぺいをして同族経営を解体すること」。
ジャニーズ事務所にはそれをしなければいけないという提言ですよね。
午後9:37 · 2023年9月3日
午後3:53 · 2023年8月29日
午前11:41 · 2023年8月30日
同意。
責任を果たせ。
「同族経営」というだけでもいろんな意見がありますね。
飯島さんはSMAPを育てプロデュースしてきた方。
滝沢さんはジャニーズJr.のプロデュースに力を入れて、現在大活躍しているSnowMan、SIXTones、Travis Japanを育てました。
そんな2人が辞めずにいたら風向きは変わったのでしょうか・・・
たらればの話になってしまいますが、、ふと考えてしまいます。
★関連記事:SnowManがジャニーさんに嫌われてたのは本当?デビューできた理由も解説!
ホリエモンが言ったジャニーズ事務所の終わりの始まりとは?
ホリエモンこと堀江貴文さんが以前(2022年11月頃)、自身のYouTubeチャンネルにて、滝沢秀明さんのジャニーズ事務所退社とKing & Princeメンバーのグループ脱退を受け、「ジャニーズ事務所の終わりの始まり」と話していました。
堀江さんの持論ですが的を得ていると感じましたので、その内容を紹介します。
『タッキーとキンプリのジャニーズ脱退が芸能界終わりの始まりとなることを解説します』~YouTubeチャンネル堀江貴文ホリエモン~
芸能事務所のマネジメント主導が終焉
「日本の芸能事務所というのがそもそもが、マネージメントサイドの人たちが作ったケースがほとんどなんですね」と述べ、「ファンが付いているのはタレントさんじゃないですか。だから、タレントさんに独立されたら困っちゃうわけですよ」と芸能事務所のスタンスを説明した。
引用:YouTubeチャンネル堀江貴文ホリエモン
このように芸能事務所は所属タレントをがっちりと囲み、収益や楽曲などの権利も管理しています。
もちろん事務所は収益を生むタレントほど手元に置いておきたいので、全て管理し逃げられないようにするんですよね。
それがいいとか悪いとかの話ではなくて、どの事務所もそうだと思います。
特に人気のあるタレントは事務所に収益を生むので、事務所が大きくなるために必要です。
これまでの芸能事務所は、このようなマネジメント主導でやってきたことが当たり前だったのです。
しかし、滝沢秀明さんのように元タレントがセルフマネジメンはもちろん他のこともできるのであれば、独立して自分の会社をつくるという方向に行きやすい!
実際それで成功している人が増えてきています。
堀江さんが言う「マネジメント主導が終焉を迎えるであろう」要因の一つですね。
SNSや動画配信サービスのマーケットが拡大
そして、堀江さんは「これまで芸能事務所がタレントをグリップできていた理由」として、”テレビ局との関係性” をあげています。
特に、ジャニーズ事務所はそれが強いです!
今回の性加害問題に関しては、過去に告発本で訴える被害者が何人もいたり、文春と裁判沙汰にもなっていますが、世間にあまり知られなかったのはテレビ局やメディアとの関係性があったからと言われています。
しかし、現在はテレビの力は以前ほどの脅威はなくなっています。
YouTubeやTikTok、Netflixなど、テレビ以外の活躍の場が充実しているので、タレント側にとって追い風になっているんですね。
★関連記事:ジャニーズを退所したらテレビに出られない?理由も一緒に解説!
芸能事務所の転換期とタレントの独立
先ほどの ”事務所がタレントをグリップしている” ことに関して、
「最近だんだんみんな(タレント側)も気づき始めてきて、タレントさんが独立するケースが増えてきている」との持論も展開していました。
さらに、タレントの独立が相次ぐ背景にもう一つ理由があるとして、
「レジェンド的な芸能事務所の社長が高齢となり亡くなるなどしていることも関係しているのではないか」と推察しています。
「ジャニーズ事務所は、ジャニー(喜多川)さんが重しとしてドンといたから、タレントさんをうまくグリップできていたわけですけど、ジャニーさんが亡くなってから歯が抜けるように、どんどん人材が流出していっているという状況もあります」と語った。
★関連記事:ジャニーズ退社が多いのはなぜ?2016年以降相次ぐ退社の理由は!
ジャニーズ事務所が終わり東山新体制で上手くいく?
東山さんが社長就任ということになり、おそらくですが、好意的な印象を受けた人はあまりいないのではないかと思います。
というのも東山さんが現在ジャニーズのタレントであり、ジャニー氏に可愛がられていたであろう人だから。
しかも、この性加害についても知っていなかったワケはないと思います。
とにもかくにも、東山さんが社長としてどのような行動で示していくか、によると思います。
ちなみに筆者は、立て直してほしい気持ち100%です!
では、世間の意見を見てみましょう。
新体制であっても中身は変わらない
東山さんはジャニーズのタレントであり、しかも社長を辞任するジュリーさんは代表取締役として続けることを受け、
新体制ではないでしょう!!
という世間の意見はとても多い印象です。
犯罪だったという認識あるのかな?
間違いなく、犯行を知っていた人間がトップじゃね。
あとは、刑事告訴するって言っていたので、警察の捜査で、どれだけジャニーと同じことをやっていた人間が挙がってくるか。
タレントの中にもいるでしょ。
まあ、できないだろうけど、タレントの出演自粛ね。
ジャニーズの創業家一族との縁も深いだろうし、この問題の事件に関する真相の究明をしていけるかわからない。それどころか単なる創業家の院政に加担するだけで、見かけだけトップを変えたことにならなければいいのですがね。
しかし、それを示したところで、これだけ内部にどっぷり浸かった人が「改革」の先頭に立つのは困難かも知れない。
現経営陣がそうした困難さを知ったうえで、自分たちに対する風よけとして彼を立てたのなら罪深いと思う。
こんなコメントもありました。本当のことなのかわかりませんがかなり多方面で噂になっていますね。
「ジュリーさんが若かりし頃にお気に入りだったのが東山。母親のメリー副社長(当時)も、東山を何かと寵愛するようになり~」ジャニーズで押される⇒幹部の歪んだ寵愛に基づく
噂になっている時点で良くない印象がつきますよね。
ん~、、ホントにジャニーズ事務所には逆風しかこないような気がする・・・
内部の人間だからこそ覚悟と行動力次第で好転する
タレントであり当問題を知っていたであろう人物だから、ここからきちんと反省し、覚悟をもって誠実に行動する姿勢が大切だという意見もあります。
確かにそうですよね。
東山さんも被害者かもしれないし、そうでなくともジャニー氏の性加害については知っている可能性は高いです。
それを踏まえた上でこれからの行動・真摯な姿勢で好転する可能性だってあります。
もちろん茨の道ではあると思いますが・・・・
その覚悟はあるのか。その上で事務所を立て直そうとするなら応援していきたい。
まとめ
① ジャニーズ事務所を解体(終わり)⇒崩壊が始まるであろうという予想。
② 今の経営体制を一掃し、新体制への移行。
ホリエモンの持論では
③ 芸能事務所のマネジメント主導が終焉する。
④ 芸能事務所の転換期と今後タレントの独立が増えるであろう。
このような事から「ジャニーズ事務所が終わりの始まり」と言われているのだと思います。
東山新社長となってジャニーズ事務所は変わるのか、それともうやむやなまま経営していくのか。
問題がとてもセンシティブなだけに世間からの批判はしばらく続きそうですが、タレントの未来のために、どうか頑張って立て直してほしいと願います。