沖縄の南部に移住するならどこがいい?7市町村の特徴とメリット・デメリット
年中、温暖な気候でキレイな海に癒されたい!
花粉が飛んでいない沖縄に住みたい!
今回は、『沖縄の南部に移住するならどこがいい?7市町村の特徴とメリット・デメリット』です。
特に、沖縄を移住先に考えている方にぜひ読んでほしい内容です。
でも、その前に知っておいてほしいことが一つ!
沖縄は電車が通っていないということ!車が必要になると思ってください。
それを踏まえた上で探していきましょう(^^)/
まず今回は、沖縄本島南部エリアです。
では、『沖縄の南部に移住するならどこがいい?7市町村の特徴とメリット・デメリット』をどうぞ。
沖縄の南部に移住するならモノレールが通る那覇市がいい?
「全国住みたい街ランキング2021」で10位!(2020年は12位)
空港に近く便利!政治・経済・文化の中心、那覇市は沖縄本島南部の西海岸に位置し、東シナ海に面しています。
人口は年々増加傾向にあり、2022年4月現在、人口:約31万人。
また、沖縄では多くの世帯が車を所有していますが、モノレールが通っているので場所によっては足に困らず生活することも可能です♪
では、そんな那覇市を西側と東側に分けて見ていきましょう!
何でもそろう沖縄一利便性のいい那覇市西側
県庁がある那覇市西側は、
- 県下最大のショッピングストリート「国際通り」や、沖縄一の繁華街がある。
- 那覇空港や周辺離島を結ぶ那覇港など、沖縄の玄関口。
- モノレールの駅が多い(9駅)ため、車がなくても生活可能。
- 那覇ハーリー、那覇大綱引き(世界最大綱引)などのイベントがある。
- 那覇市では唯一の、波の上ビーチがある。
- 国際通りから5分ほどの壺屋やちむん通りには、焼き物のショップや工房が連なる。
- 那覇新都心の開発が進み、新たな中心部となっている。
とにかく生活していく上で困ることはなく便利な場所ですね。
歴史と文化の面影のこる那覇市東側
西側のにぎやかさに比べ、東側は少し落ちついた雰囲気です。
- 特に高台にある首里地区は、世界遺産を有する首里城を中心に琉球王国時代の史跡が多く点在している。
- 高速道路に近い。
- 西側に比べてモノレール駅が少ない(5駅)
- 土地の高低差があるため車を所有した方が生活しやすい。
- 紅型や泡盛などさまざまな琉球文化がみられる。
那覇市でも東側と西側で雰囲気は違います。
特に東側の首里近辺は土地の高低差があるので、車がないと生活に不便です。
那覇市内に住む
○メリット
- 空港からモノレール、バス、タクシーが近くて運賃が安い。
- モノレールが通っている。
- 飲食店が多い。
- 利便性がいい。
- 企業や店などが多いため働きやすい。
- 米軍基地がないため騒音がない。
▼デメリット
- アパート・マンションの費用が高い。
- 土地代が高い。
- 繁華街近くは騒音が気になる。
- 空港が近いため場所によっては離着時の騒音もある。
- 車所有者には交通渋滞が悩みの種。
沖縄の南部に移住するならベッドタウンがいい?
近年、移住者に人気のある場所がベッドタウン!
ここ数年で魅力的な商業施設が増え、ここに住みたい!という人も多く、新しいアパートやマンションがどんどん作られています。
沖縄は比較的、那覇市以外のどの市町村もベッドタウン的な場所になりますが、ここでは特に2つの市町村に注目してみましょう。
住みやすさが沖縄一の豊見城市
「住みよさランキング2022」3位🥉九州沖縄ブロック(全119市)
那覇市に隣接している豊見城市(とみぐすくし)は、那覇に近く(10~20分)高速道路にも近い。利便性のいいのが魅力的。
特に市内沿岸部にある豊崎地区は埋め立て地ですが、アウトレットモールや美らさんビーチ、商業施設も増えていることから市全体が急成長しています。
人口伸び率も高く、2022年8月現在、人口:約65,000人。
なんと、人口比に対する子どもの数が日本一!
どこに行っても子どもがいます(笑)
ちなみに2年後、豊崎地区に中学校が新設されるとか!この少子化時代に新設はすごいですよね!(^^)!
豊見城市に住む
○メリット
- 空港に近い(那覇に近い)
- 高速道路の入口が3ヶ所あり利便性がいい。
- 商業施設が多い。買い物が充実。
- 那覇より静か。
▼デメリット
- 豊見城市は比較的広いので、住む場所によってはスーパーやコンビニが近くにないところもある。
- モノレールは通っていないので車が必須。
- 場所によっては、大雨が降ると増水するところがある。
マイカー所有者におすすめ利便性のいい南風原町
マイカーを所有している人に限りますが、利便性が良く住みやすいと言われている南風原町(はえばるちょう)。
那覇に近く、南部全体にも近く、高速道路にも近いため中部や北部方面に行きやすい!
街がコンパクトにまとまっていて生活しやすい。
実際、「ここから出たくない」と言う南風原町民も多いです(笑)
2022年8月現在、人口:約40,000人。
南風原町に住む
○メリット
- 南風原町の中でも津嘉山(つかざん)地域は、土地開発と区画整理が進んでいるため、これからますます住みやすく発展していくと思われる。
- 那覇、南部、高速道路入口、すべてに近い。中部や北部方面にも行きやすい!
- 坂道が少ない。
- スーパーやドラッグストア、病院に飲食店など主要な生活施設がそろっていて生活しやすい。
▼デメリット
デメリットは私個人でいうと見当たりません。それでも一つ挙げるなら
- 沖縄県の中で唯一海に面していない。
でも、あまり気にならないでしょう。少し車を走らせるとどこにでも海はあるからね~(^^)/
沖縄の南部に移住するなら自然豊かな田舎がいい?
南部の中では、とにかく自然が豊かで静か。ゆったりと時間が流れているような気分になるところです。
沖縄県には世界遺産にも登録されている多くの城跡がありますが、南城市にも5つの城跡があります。
普段の生活で買い物できるところは限られていますが、その分、自然や文化・歴史を心地よく感じられるので静かな場所を好む人にはおすすめですね!
田舎だけど発展著しい八重瀬町
那覇空港から30分ほどの場所にある八重瀬町(やえせちょう)は、桜の名所といわれる「八重瀬岳」が名前の由来で、かん緋桜がキレイに咲き誇ります🌸
沖縄で桜の名所って意外ですよね。
また、2万2千年前の人骨「港川人」が発見された港川遺跡や、沖縄の村落獅子では最古といわれる巨大な石彫大獅子など、歴史のルーツとなる場所もあるんです!
八重瀬町の産業は、野菜やマンゴー、洋ランなどの農業をはじめ養豚や酪農業も盛んなので、食材が安くで手に入ることもあることも!
2022年4月現在、人口:約32,000人。
八重瀬町に住む
○メリット
- 高速道路の入り口が近いのでどこへでも行きやすい。
- アパートやマンションなどの住宅が増え人口も増えている。
- 都会過ぎず田舎過ぎない。
▼デメリット
- 人口とともに子どもも増えたが、保育士不足で待機児童が増えている。
自然豊かで聖地の多い南城市
南部の中でも神聖な場所(聖地)が多い南城市(なんじょうし)。パワースポットめぐりを目的に訪れる人も多いですね。
海に面している場所が多く自然が豊か。静かで癒される場所です。
自然を生かしたおしゃれなカフェも多いですよ♡
2022年8月現在、人口:約45,000人。
南城市に住む
○メリット
- 自然が豊か。田園風景に囲まれて空気がキレイ。
- クワガタやカブト虫を取りに行かなくても飛んできてくれるとか!
- 交通渋滞なし、病院も混まない。
▼デメリット
- どこへ行くにも遠い。(学校、スーパー、病院など)
- そのため車必須。
- 学校が中学校までしかない。市外の高校へ親の送迎が必要な場合が多い。バスの場合、始発バスに乗り、終バスが早い。
沖縄の南部に移住するなら伝統行事が盛んなところがいい?
沖縄には伝統行事がありますが、年中行事といわれるほど一年でたくさんの行事があります。
それが今でもしっかりと継承されているのが糸満市と与那原町。
糸満市は、旧正月やハーレー大会、大綱引き。
与那原町は、大綱引き。
先人の願いが込められた昔からの風習と、現代らしさも感じられる魅力的な2つの地域を見ていきましょう。
旧歴で時間が流れる糸満市
沖縄本島最南端にあるまち、糸満市(いとまんし)。
言わずと知れた沖縄戦終戦の地で、最南端にはひめゆりの塔、摩文仁の丘など慰霊碑や戦争遺跡が多い場所です。
また、海人(うみんちゅ)のまちなので、おいしいお魚が安くで食べられます。
何より糸満市で生活する上で一番の特徴は、正月やお祝いなど伝統行事を旧歴でおこなうことです。
正月は旧正月に祝い、旧5月4日には航海安全と豊漁を糸満ハーレーで祝い、旧歴8月15日には大綱を引きます。
そんな古き良き風習が受け継がれている糸満市。
まるで月の満ち欠けとともに生きている、そんな独特な時間が流れている感じがします。
2022年8月現在、人口:約62,000人。
糸満市に住む
○メリット
- 伝統行事に多く触れることができる(糸満ハーレー、エイサー、獅子舞、大綱引きなど)
- 比較的賃料が安い。
- 海に面しているのでビーチや公園(緑)が多い。
▼デメリット
- スーパーやお店が少ないと感じる人もいるかも。
- 戦争遺跡や慰霊碑が多くあるので、いろいろ苦手な人はやめたほうがいいかな。
400年以上続く伝統の大綱引きがある与那原町
沖縄本島の東海岸南部に位置する与那原町(よなばるちょう)は、南城市、南風原町に隣接しています。
与那原町は、400年以上もつづく伝統行事の『与那原大綱引き』で有名な地域です。
五穀豊穣とそこに住む人々の繁栄を祈り、与那原大綱引きがあります。与那原町民の誇りとし、 まちの象徴として継承発展させていくため、与那原町は「大綱引きのまち」を宣言しこれが伝統となっています。
また、マリンタウン東浜には、きらきらビーチやきょうりゅう公園、シーサー公園、イーストベイステーションなどの施設があり、海辺で遊んだり買い物できる人気の場所としても注目です。
2022年4月現在、人口:約20,000人。
与那原町に住む
○メリット
- ビーチが近く、公園が多い。
- 海の見える物件が多い。
- 便利なスーパーやショッピングモールが近い。
- アパートやマンションとともに人口が増加している。
▼デメリット
- (与那原町に限ってではないが)海が近いため塩害が多い。
- 通勤、帰宅時の交通渋滞がある。
まとめ
今回は、『沖縄の南部に移住するならどこがいい?7市町村の特徴とメリット・デメリット』でした。
1.モノレールが通る那覇市
(1)何でもそろう沖縄一利便性のいい那覇市西側
(2)琉球王国の面影のこる那覇市東側
2.ベッドタウンの豊見城市、南風原町
(3)住みやすさが沖縄一の豊見城市
(4)マイカー所有者におすすめ利便性のいい南風原町
3.自然が豊かな八重瀬町、南城市
(5)田舎だけど発展著しい八重瀬町
(6)自然豊かで聖地の多い南城市
4.伝統行事でにぎわう糸満市、与那原町
(7)旧暦で時間が流れる糸満市
(8)400年以上続く伝統の大綱引きがある与那原町
沖縄いいとこ一度はおいで~(^^)/
今後、他の地域も書いていきますので楽しみにしていてくださいね!
『沖縄の南部に移住するならどこがいい?7市町村の特徴とメリット・デメリット』を最後まで読んでくれてありがとうございました。