沖縄の珍しい料理とは?食べられるか躊躇する料理を沖縄県民が7つ紹介!
今回は
『沖縄の珍しい料理とは?食べられるか躊躇する料理を沖縄県民が7つ紹介!』です。
- 沖縄が好きで興味がある
- 沖縄の食べ物をもっと知りたい
- いろんな土地の郷土料理を食べたい
- 将来沖縄に住みたい
この中の一つでも当てはまる人は、このブログを最後まで読んでみてくださいね。
沖縄料理は琉球王国時代に東南アジアや中国から伝わっている食文化であり、宮廷料理として出されていたのものも多くありました。
そのため、諸外国から受け継がれてきた料理そのものもあれば、沖縄独自で発展した料理もあります。
中には(そんなもの食べられるの!?)と驚くようなものがあります。
今回は、その珍しい食材でつくられた料理を紹介していきたいと思います。
最後まで読み終えたときには、
「沖縄って面白いな」「沖縄料理が食べたいな」と感じる人もいるでしょう♪
では、
『沖縄の珍しい料理とは?食べられるか躊躇する料理を沖縄県民が7つ紹介!』を
詳しく見ていきましょう。
沖縄の珍しい野菜や植物の料理どうやって食べるの?
沖縄では、野菜や植物の中でも珍しい食べ物があります。
「え、こんなものを食べるの!?」
と、びっくりされるかもしれません。
沖縄の強いひざしの中で受けた野菜や植物は、とてもたくましく育ちます。
そのおかげで、栄養価も高いのが魅力的!
そんなもの知らなかったー!と思われる方もいるでしょう。
では、さっそく見ていきましょう。
沖縄の夏野菜へちま
まさに〝珍しい” を代表する食べ物の筆頭にあげられるのが
「へちま」
沖縄では「ナーベーラー」と呼ばれ、ゴーヤと並ぶ沖縄の夏野菜の一つです。
ビタミンやミネラルが豊富&ヘルシーなので、女性にも大人気の食べ物なんです。
県外では、たわしやあかすり、化粧水などに用いられることが多いですよね。
逆に、私たち沖縄人からすると小さい頃から
へちま=食べ物 なので、
(え、たわし!?)
と、そっちの方がびっくりしました^^;
沖縄に来た際は、ぜひ食べてみてくださいね。
とろ~んとして美味しいですよ。
★へちまの味噌蒸し煮【へちまの伝統的な料理】
- へちま、木綿豆腐、ニンジンなどを炒め塩コショウなどで味付け。
- 最後にお味噌で煮込む。
- へちまの硬さ(柔らかさ)はお好みで。出来上がり。
★ツナ・チーズのせ
- ピーラーで皮を薄くむき2cm程度の幅に切って塩コショウで味付け。
- ツナとチーズをのせトースターで3~4分焼く。出来上がり。
オオタニワタリの天ぷらは絶品
「オオタニサーーン📣」
で有名な大谷翔平ではないですよ(^^)/
これは「オオタニワタリ」という
チャセンシダ科のシダ植物。
主に、八重山諸島(石垣島など)の行事や祭事料理で出されたりします。
【オオタニワタリの伝統的な料理】
★オオタニワタリの天ぷら
(株の内側から生えているクルッとした若芽を使用)
- よく洗い水気を切る。食べやすい大きさに切る。
- 衣(小麦粉・水)をサッとくぐらせ油で揚げる。
- 塩で味付け。出来上がり。
※煮物でもよく料理されます。
最近では、おつまみレシピも出ていますよ。
歯ごたえがいいのと、沖縄では珍しい山菜なので重宝されているんです。
オオタニワタリ、一度食べてみてください!
母乳が良く出る栄養たっぶりパパイヤ
県外では熟したパパイヤをフルーツとして食べるのが一般的ですが、
沖縄では未熟の青いパパイヤを、野菜として食べるんです!
その中でもパパイヤチャンプルー(炒め)は定番です。
熟す前に炒めるのでシャキシャキして美味しいですよ。
パパイヤは栄養素が豊富で、
- ビタミンC
- カリウム
- ポリフェノール
- パパイン酵素
これらの栄養素がぎっしりつまっているんです!
また、「母乳がよく出る」ともいわれています。
そのため私の母は、私が息子を出産した直後から
しばらく毎日のように、パパイヤ料理を作ってくれました!
実感は正直わからないですが、これだけ栄養素が多いのと昔からの言い伝えなので、
きっと本当だと思います(^^)👌
【パパイヤチャンプルー】
(材料*青パパイヤ、にんじん、ツナ缶、にら、ほんだし、油)
- パパイヤの種を取り、千切りスライサーで千切りにし水にさらす。(あく抜き)
- にんじんも千切りにする。にらは4cm程度の長さに切る。ツナ缶は軽く油をきる。
- にんじん、パパイヤをフライパンで炒める。しんなりしてきたら、にら、ツナ缶を加え、サッと炒める。
- ほんだし、塩で味をととのえる。出来上がり。
ブタとヤギを使った沖縄の珍しい料理とは?
「沖縄料理の中でよく使われている動物は?」
正解は・・・
ブタです!
(えっ?ブタは沖縄だけじゃないし珍しくもない)
と思いますよね。
ただ、沖縄での豚肉料理は、
「え、こんなところまで食べるの!?」
とびっくりされる人もいるほど、99%の部位を食することができます。
また、意外なところから、ヤギ🐐
沖縄ではヤギも料理されるんですね。
ここでは、ブタ料理3品とヤギ料理を紹介しますね。
ブタは鳴き声以外すべて食べる
沖縄で豚肉料理は
「鳴き声以外はすべて食べ尽くす」
と言われるほど、ブタの頭から足先まで、内蔵や血液さえも食べる習慣があります。
そんな独特な沖縄の豚肉料理は
琉球王国時代、中国から伝わった調理法であり、
冊封使のおもてなしや、琉球王朝の宮廷料理として
発展したといわれています。
ブタの顔の皮(チラガー)
※沖縄の方言で顔(チラ)皮(ガー)
顔の皮!?と聞くとゾッとしますよね💦
沖縄の市場に行ってみてください!
豚の顔だけがドーンと置いてあったりします。
ヒャー!!(グロテスクでビックリします!!)
でも、このチラガー、コリコリとした食感で低カロリー、コラーゲンたっぷり♡
コリコリの食感を生かすなら和え物や酢の物で、香ばしさを感じたいなら炒めもので、
トロトロな食感が好きな人は煮込みなど、調理法はいろいろあります。
気になった人は、一度市場へ♪
耳(ミミガー)
耳軟骨のコリコリとした食感が人気で
味噌やピーナッツバターを使った和え物が代表的。
居酒屋などの飲食店のメニューにもあり、お酒のアテにぴったりです!
【ミミガーの和え物】
(材料※豚の耳スライスされているもの、キュウリ、もやし)
(ピーナッツ酢※ピーナッツバター、酢、砂糖)
- 豚の耳をゆでる。
- 千切りにして塩をふる。10分ほど置く。
- 熱湯で湯洗いと冷水でもみ洗いを2回ほどくり返す。
- 塩気と脂気を抜く。
- 千切りしておいたキュウリ、ゆでておいたもやし、ピーナッツ酢で和える。出来上がり。
豚足(てびち)
てびちとは、豚足をやわらかくなるまで煮込み味付けをした料理です。
沖縄そばのトッピングになるも良し
昆布や大根と煮込み、沖縄風おでんとしても楽しめます。
とろとろの食感がたまらなく美味しい!
ゼラチンのぷるぷる感、これも女性に大人気。
めっちゃ美味しい♡ 私は大好きです。
スタミナを付けたいならヤギ!
沖縄では、山羊汁をお祝いの席やお酒のシメとして食べる習慣があります。
ただ、山羊汁独特なニオイがあるため、
好きな人と嫌いな人に分かれますね。
ニオイに驚くのですが、食べてみると以外にさっぱりした味付けで
ハマる人もいますよ。
また、山羊汁は滋養強壮効果・スタミナ料理としても有名です。
どちらかというと、女性より男性に人気がありますね!
沖縄の珍しい料理の代表はヘビ!!!
ここまで、沖縄の野菜や植物、ブタ、ヤギ料理のことについて述べてきましたが、
最後は爬虫類の代表選手、ヘビ(ハブ)です!
かつては高級な宮廷料理で、一般の人が普通に口にできる料理ではありませんでした。
現在では、どのお店でも扱っているわけではないですが、
提供されている料理屋さんもあるので食べることは可能です。
では、ヘビ(ハブ)をどのように食べるのか見ていきましょう。
意外とさっぱりイラブー汁
ここでのヘビ料理はエラブウミヘビのことで、方言でイラブーと呼ばれています。
イラブーの燻製をじっくりと煮込んで作る料理が『イラブー汁』
ぶつ切りにしたイラブーのエキスを昆布や豚肉の出汁と合わせると、
濃厚なスープの出来上がり。
一緒に添えられる具材は結び昆布やテビチ(豚足)が一般的で
見た目はグロテスクですが、案外さっぱりとした味になっています。
イラブー汁は、滋養強壮に効果があることから
「イラブー汁を飲むと半年分の元気をもらえる」とも言われています。
元気がほしい!と思っている人に、ぜひイラブー汁を!(^^)!
お酒好きはぜひハブ酒を!
食べ物ではないですが、県外から来た人が必ずびっくりするのが
「ハブ酒」・・・その通り、お酒です!
けっこう有名なので「ハブ酒、知っているよ」という人も多いかもしれませんね。
瓶の中でグルグル巻かれた毒蛇のハブがお酒に漬かっています。
アルコール度数の強い泡盛やブランデーなどを入れ熟成させて作ります。
沖縄のお土産品店に並んでいるのをよく見ますが、
何と言ってもその見た目!
ヘビが丸々一匹瓶の中でお酒に漬かっているんですから
なかなか強烈です!!
ハブのエキスはクセのある味と独特な香りですが、長期にわたって熟成されていくと
マイルドで飲みやすくなっていくそうです。
初めて飲む人は、いつ頃作られたかに気を付けて飲むといいでしょう。
また、毒の心配ですが、
お店で正規販売されているハブ酒は、きちんと毒抜き処理がされているので
安心してOKです!
まとめ
もともと沖縄は1429年から1879年の450年間「琉球王国」でした。
その時代から中国や東南アジア、朝鮮、日本と行き来しながらさまざまな影響を受け、
特に中国からは食生活をはじめ大きな影響を受けていました。
そんな沖縄の歴史があることから、日本本州とは違う食べ物や食生活があるわけです。
今では(えっ、こんなもの食べるの?)と驚くような食材ですが、
一番忘れてならないのは
どんな時代であろうと
食には「人の願い」が込められているということ!
自分たちの健康を願った沖縄料理。
そんな思いでぜひ一度食べに来てください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。